『未来思考スタディーズ 未来を武器にする課題解決の思考技法』出版のご案内

この度、新著『未来思考スタディーズ 未来を武器にする課題解決の思考技法』を上梓する運びとなりましたので、ご案内いたします。
本書は、筆者が電通在職中に立ち上げた社内ラボ「電通未来予測支援ラボ」の活動を契機に、現在も取り組んでいる「未来を起点とする思考法」に関する書籍です。
本書では、「未来を考える」ことを単なる予測や知識の蓄積としてではなく、新たなアイデアを生み出す出発点としてとらえます。未来に関する情報を得たあと、それをそのまま信じ込むのではなく、自分なりに考えを深め、新しい発想や課題解決のヒントへとつなげていきます。
未来思考は、社会やビジネスに潜むリスクを事前に察知し、変化に柔軟に対応する力を養うことにもつながります。そして実際にそのような発想を積み重ねていくことで、私たちは「未来の発想力」を高め、より創造的で実践的な未来づくりに貢献できるようになります。
こうした視点に基づき、本書では、フューチャーズ・スタディーズ(未来研究)の成果に基づく未来を考えるためのさまざまな基本知識を提供すると同時に、未来思考に役立つ26の技法と11のケーススタディを紹介しております。
現在、Amazonで予約開始(12月20日発売予定)しております。
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=====<未来思考スタディーズ目次>====================================================
はじめに
第1章 未来思考の基礎知識
01 未来思考の基礎知識
02 未来はどのように語られてきたか
第2章 未来思考のための5ステップ
01 フレームワーク・フォアキャスティングで未来を考える
02 フレーミング
03 スキャニング
04 フォアキャスティング
05 ビジョニング/アイデア
06 プラニング/アクション
第3章 未来思考の最新技法
01 ゲーミフィケーションを活用した未来思考技法
02 未来をエスノグラフィとして体験する
03 生成AIを活用した未来思考の技法
第4章 未来思考ケーススタディ
おわりに
=====<本書で紹介する未来思考技法>================================================
【技法1】フレームワーク・フォアキャスティング:未来を「枠組み」として考える手法
【技法2】ドメインマップ:フレーミングの領域を明確にする
【技法3】フューチャーズ・リテラシー演習:思考の幅を広げるためのワークショップ
【技法4】スキャニング・ヒット・フォーム:情報収集のための共通フォーム
【技法5】環境スキャニング/ホライゾン・スキャニング:未来を考えるための情報を広範囲に収集する
【技法6】クロノロジー法:過去の情報を時系列化して未来を推測する
【技法7】トレンド分析:新たな兆しから未来の動きを発見する分析法
【技法8】ロードマップ法:目標に向けたスケジュールを策定管理する
【技法9】デルファイ法:有識者の知識を集約し、未来を考える
【技法10】ウィーク・シグナル・スパイラル:ウィーク・シグナルを利用して未来の可能性を考える
【技法11】ブラックスワン・ワークショップ:想定外の未来を考えるためのワークショップ
【技法12】ホライズン変化分析:新しい変化のパラダイムを考える
【技法13】未来ジャーナル:未来の生活シナリオを描く技法
【技法14】フューチャー・ホイール:未来の影響を包括的に検討するマップ
【技法15】シナリオ・プラニング:未来の可能性と脅威を記述する
【技法16】クロスインパクト分析:複数の要因が相互に与える影響を検証する
【技法17】システム・ダイナミクス:非線形のシミュレーション・モデル
【技法18】バックキャスティング:望ましい未来の姿から逆算する
【技法19】アスピリレーショナル・フューチャーズ:共感できる未来からロードマップを描く
【技法20】スキャンパー:アイデア発想のフレームワークを提供する
【技法21】ヒューマン・ニーズ・マッピング:欲求や欲望から新しいニーズを開発する
【技法22】SFプロトタイピング:未来シーンを想定しつつ物語として表現する技法
【技法23】ブレーンストーム/アフターブレーンストーム:創造的な思考の基礎技法
【技法24】ワールドカフェ/スピード・ギーキング:ディスカッション型のアイデア発想技法
【技法25】カードゲーム未来発想法:オリジナル・カードゲームで未来を発想する手法
【技法26】未来コラージュ・ワークショップ:未来をコラージュで表現する技法
=====<本書で紹介する未来思考ケーススタディ>================================================
【ケーススタディ01】IVTO「フォサイト・カード」:未来の変化を考えるカード
【ケーススタディ02】シチュエーション・ラボ「未来からの出来事」:未来の物語を生み出すカード
【ケーススタディ03】ペンシルバニア州立大学「インパクト」:新技術が社会に与える影響を考える
【ケーススタディ04】フューチャー・インパクト「未来の破壊ゲーム」:ワイルド・カードの原因を考える
【ケーススタディ05】エクストラポレーション・ファクトリー「99セント・フューチャーズ」:未来の99セントショップの商品を発明する
【ケーススタディ06】シチュエーションラボ×エクストラポレーション・ファクトリー「1-888-FUTURES」:未来からオーダーメイドのプレゼントを贈る
【ケーススタディ07】超高齢未来観測所「未来からのニュース」:未来の出来事をニュースとして伝える
【ケーススタディ08】20年後の地域コミュニティを考える
【ケーススタディ09】未来の仕事を考える
【ケーススタディ08】5年後のチョコレート市場の新製品を考える
【ケーススタディ11】聞こえの未来戦略 2025→2035
未来を考えるためのさまざまなメソッドと事例を本書では紹介します。
